問い 1
親会社のいうことを受け入れそれを伝える自分が情けないという気持ちを受容しないままCCのものの見方で助言しており、さらに「親会社の言いなりになるのは嫌なのですね」とCLの気持ちを決めつけ、「思い切って他の業界への」転職を一方的に提案しており、CLが戸惑っている様子が伺え、面談が進んでいない。「言いなりになる自分が情けない」という気持ちの背景を探る問いかけを行い、語られた「スタッフとの関係」についてさらに経験を聞くことにより、新人時代の経験を引き出しそれに共感し、そうした自分がどのように見えるかと内省を促した結果、自己探索が進み自身の矛盾に気づく展開となっている。(283字/1行47.2字)
問い 2
前半の下線‥相応しくない
「自分が言いなりになろうとしている自分が嫌だ」と訴え、CCに理解を求めているにもかかわらず、引き続き転職の提案を続け、CLが戸惑っている様子が伺えるため。(77字/1行38.5字)
後半の下線‥相応しい
新人時代の「自分の意見を飲み込み、根回ししたことにつながっているのですね」と共感したうえで、「そうした自分がどう見えるか」と問いかけ内省を促し、自己探索が進み、矛盾している自分に気づいているため。(98字/1行49字)
問い 3
「本当は年齢や立場に関係なく意見を交わしたいと思っている」「人間関係を良好に保つために意見の調整が必要」と仕事の進め方の持論を持ちながら、「親会社の言うことを一方的に我慢して受け入れ情けない」と感じ困惑し、「スタッフの意見を尊重しないと角が立ち自分がつらくなるだけ」「このまま仕事を続けられるか不安」「自分がどう立ち回ればよいかわからない」として新店長としてどう行動すればよいのかを整理できていない点が問題と思われる。(227字/1行45.4字)
問い 4
店長の辞令を受け困惑する相談者の気持ちを受容しながら面談を継続する。「周囲から嫌われないように逃げているだけ‥年齢や立場に関係なく意見を交わしたいと思っているのに矛盾している」との発言にさらなる内省を促す。「本当は年齢や立場に関係なく意見を交わしたい」との相談者の考え方の正しさを検証するため店舗のスタッフとの対話を重ね、意見、要望を聞き取り、意思疎通を図ることを提案する。親会社の意向と現場の要望を調整することの大切さとそれが店長として役割であるかも考えていただく。対話による協力した店舗運営のプラス面も踏まえ、今後運営方法を立案する。以上をもって相談者自信が納得した店舗運営ができるよう支援する。(300字/1行50字)