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第23回論述解いてみました(キャリ協編)

CC試験論述回答例集
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相談者はもともと英語を活かした仕事を希望し商社志望であったが内定がとれず現職についた。経理部門に配属され6年が経過し、なかなか希望がかなわないことに不安を感じ認知の歪みも生じている。そんななかで同期の海外留学にショック受け、焦っている。海外駐在の経験をしたいというが、その内容は漠然とし、将来に備えた能力アップなども実際に取り組めておらず迷走しているケースです。以下、解答例を作成しました。

設問1

英語を活かした仕事をしたいが、現職の税務チームでは仕事の幅が広がらす、指導力、マネージメント力も身につかない。留学する同期にも差をつけられショックで悔しい、将来に備え様々考えるが方向性が定まらず焦っている。(103字)

設問2

仕事の将来に不安を感じる相談者が自身の能力、スキルアップを図るため、どのようなことを考え、どこまで行動できているか、何を障害や不安と考えているかを確認するため。(81字)

設問3①

問題は、周囲の環境を否定的にとらえ、キャリア形成における現職での経験を活用する意識が希薄。キャリアプランが曖昧、実現するための能力、スキル習得法に具体性がなく、会社の期待なども確認できていない点と思われる。(103字)

☞「キャリア形成」とは仕事を通じて経験やスキルなどを蓄積して自己実現を図っていくプロセスのこと

☞「キャリアプラン」とは、仕事や働き方の将来像(キャリアビジョン)を実現するために作成する、具体的な行動計画のこと。将来像をかなえるために必要なスキルや経験を洗い出し、逆算して計画を立てると、いつまでに何をすべきかが見える。

設問3②

「税務チームでは仕事の幅が広がらない」「指導する経験も出来ず将来が不安」「自分もずっとこの部署にいるのではないか」「同期が留学し差が開いてしまった」「本当は英語力を活かし海外駐在をしたい」「グローバルな新規事業に関わりたいと漠然と考えている」「能力アップのために他は取り組んでいない」が根拠。(147字)

設問4

「同期と差がついてしまう」との不安な気持ちに寄り添いながら面談を継続し、相談者が希望するキャリアの実現に向けて支援することを方針とし、以下の提案を行う。希望する「英語力を活かして海外駐在」を含めて理想とする将来像を明瞭にするため、5年後10年後どうなっていたいのかを言語化。会社が提示するキャリアパスと会社の相談者への期待を確認。そのうえで、仕事の振り返りを行い経理部門で培った能力、スキルの整理、その活用方法の検討。追加で習得すべきものの明確化、取得する方法の情報収集。それをもとにキャリアプランを立案。自分の理想とする働き方の実現に向けて業務に邁進できるよう支援する。(285字)

☞「キャリアパス(Career Path)」とは、企業内においてあるポジションに到達するまでの、モデルとして示されるプロセスを指す。

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