【問い1】
後半Aでは、相談者が「複雑な気持ち」という感情を受容共感せず、残業の原因を人手不足という問題であると思い込み、「人を増やす」という解決策について展開したため、相談者から「人手不足の問題ではない」と反論され悩みの背景が明確になっておらず面談が進展していない。後半Bでは、相談者の「複雑な気持ち」について問いかけ、感情の背景である過去経験と「部下の肩代わり」する相談者に何がそうさせるのかと問いかけ、客観視させた結果、「部下に嫌われたくない」という考えに基づいた行動であることに気づき、内省を深める自問自答が進んでいる。(258字1行43字)
【問い2】
①問題
過去の経験だけをもとにした「部下を守ることが上司」との認識には歪みが感じられ、上司からの「後輩が育っていない」の発言の真意・期待を確認することもなく、主任としての果たすべき役割を理解できていない。(98字1行49字)
②根拠
上司から「抱え込みすぎて二人が育っていない」と指摘され複雑な気持ちがわいてきた。にもかかわらず発言の真意を確認するため上司と対話していない。「部下を守るのが上司」としながらも、「自分が上司として嫌われることを気にしていたかも」と、自分の保身を優先していると思われる発言が根拠。(138字1行46字)
【問い3】
まずは相談者が発言した「守ること」の再考を促すため、傾聴しながら内省を深める支援を行う。過去の「苦い経験」が現在の成長に繋がったというCL自身の認識について整理すること、部下にとっても同様の経験の必要性、有効性について検討することを促す。その上で、主任としての役割は「盾になること」だけではなく、部下が主体的に課題に取り組める環境を提供することも必要ではないかといった認識へ転換できるよう支援する。その認識のもと上司の発言の真意を確認しつつ、主任としての行動様式について上司とも相談することを提案する。相談者が自信を持って部下の育成に取り組めるよう支援する。(278字1行46..3字)
